どうもどうも、構造系の研究室にいた元建築大学院生ブロガーのばかし(@bkbakashi)です。
構造系の研究室でしたが、学部時代は構造力学の単位を落としました。笑
難しいのでつまずいく人が多い科目です。構造力学の単位だけ取れずに留年した友達もいました。
今回は、わかりづらい構造をわかりやすく解説してある参考書を紹介します!
紹介する本をすべて買うとかなりの金額になってしますので、学生の方は購入する前に大学の図書館で探すことをオススメします。
手元に置いておきたい方はお買い求めください。
Contents
構造をわかりやすく解説した本(基礎編)
難しい計算はいいから、まずは基礎的な部分を理解したい!
そんな要望に答えた一冊を紹介します。二級建築士や一級建築士の勉強にも使えます。
図解 やさしい構造力学
大学1年生やつまずいた人はまずこれから読みましょう。わかりやすくイラストがあり、とてもイメージがしやすくなります。
▲わかりやすくイラストが解説してくれる
▲計算でなく、感覚で応力図を描くことができる方法を紹介している
- イラストがあってわかりやすい
- 力の感覚を重視しており、感覚で解ける手法を紹介
- 構造力学の基礎作りにピッタリ
構造をわかりやすく解説した本(中級編)
公式がどのように導かれているのか、考え方のプロセスを数式を使って解説してくれる本を紹介します。
力のつり合いを理解する構造力学
基礎力学の内容を理解することができます。
- 基礎力学を詳しく解説している
- 自分で計算することで理解を深めることができる
変形を理解する構造力学
難しい材料力学から不静定構造物の解法としてたわみ角法や固定モーメント法が紹介されています。例題と解説がしっかりあり演習もあるので、自分で解くことで理解することができます。
▲図解で概念の説明もしている
▲公式について計算して導く、考え方が1からわかる
- 材料の変形について理解することができる
- 例題と解説が充実している
構造をわかりやすく解説した本(実務編)
実務よりの内容をわかりやすく解説した本です。実際に学んでいる力学が実務でどのように使われているのかがわかると、理解が一層進むはずです。
全体を見る「マクロな視点」と細かい計算する「ミクロな視点」がとても重要です。
目の前の計算で嫌になってしまった人は、これが何に使われているのか、どんな意味があるのかと、俯瞰して考えてみると構造力学が面白くなってきますよ。
スパッとわかる建築構造
「わからないことはベテランに訊くといい」
疑問1つ1つに構造設計者が答えれる本です。実務的な話もありますが、基本的なものも多いので、一度読んでおくことをオススメします。
▲単純な質問にしっかり解説してくれる
- 実務経験のある構造設計者が疑問に答えてくれる
- 構造設計の考え方から流れを理解出来る
やさしい構造設計
先ほど紹介した「やさしい構造力学」と同じやさしいシリーズです。実際の構造設計の流れを図解を用いてわかりやすく解説してくれる本です。
一級建築士の勉強や就職活動の入社試験の勉強にも使えます。
- 設計法の全体の流れがよく分かる
- 計算よりイメージをつかむことが目的
直感で理解する!構造設計の基本
「構造の勉強は、公式を理解して計算するだけじゃない!」
構造の勉強方法や構造設計者の心得を教えてくれる本です。著者のイラストを使って、設計のエッセンスを身につけることができます。
▲学生時代にやっておくべきことが見えます
▲構造設計者としての心得ておきたい「直感」
- 実務で役立つ構造の勉強方法を教えてくれる
- 構造設計者としての心得を解説している
- 実務で役立つ基本が詰まっている
構造設計の基本の後に構造力学の基本も出版されました。
構造をわかりやすく解説した本(番外編)
塑性設計や建築振動についての参考書を簡単に紹介します。どれも名著です。
最新 耐震構造解析
振動解析について解説された1冊です。構造に進む学生は必ず持っている1冊ですね。
新・地震動のスペクトル解析入門
応答スペクトルやフーリエスペクトルなどスペクトル解析について解説されており、模擬地震動の作成まで説明があります。地震動を作るときには参考にしたい1冊です。
入門・塑性解析と設計法
設計法で言う2次設計の保有水平耐力計算の方法が解説されている1冊です。
入門・塑性解析と設計法最後に
構造力学の参考書について、オススメの本を紹介しました。
勉強以外にも研究室や就職活動、大学院など建築学生ならではの悩みや疑問があると思います。私自身が疑問に思ったことや学生時代に知っておきたかったことを自分の経験を通して記事を下記の記事にまとめて書いています。
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